昨夜まで雨戸を激しく叩いていた南よりの風雨も、 寝ている間に通り過ぎたらしく、 いつもより遅く目が覚めて窓の外を眺めると まんまるお月様が隣の家の屋根の上で腰を掛けていました。 「やっ」 稲垣足穂だったら ここで何か物語を書くだろうに、というよ…
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