ウィーン・フィルによる宇宙もののコンサート?

本日(12/9)夜7時30分からのNHK-FM「ベスト・オブ・クラシック」で、”特集ウィーン・フィル 夏の夜のコンサート”が放送されます。


曲目に注目!


 なんとウィーンフィルが演奏を嫌う(コル・レーニョ奏法があるため)というホルストの「惑星」から火星をはじめ、かなりポップスよりの選曲がされています。そのほとんどが映画「スターウォーズ」からのおなじみの選曲。ちなみにコル・レーニョとは、通常ヴァイオリンは奏でる弓をひっくり返して木の部分で弦を叩く演奏で、弦楽器ではなく打楽器として扱います。ほかに有名なところではベルリオーズの「幻想交響曲」でもバチバチと音を出すパートがあります。

映画「スター・ウォーズ」〜メイン・タイトル(John Williams)    ワルツ「天体の音楽」(Josef Strauß)
ピアノ協奏曲第2番イ長調Franz Liszt)             「パガニーニによる大練習曲」からオクターブ(Franz Liszt
映画「スター・ウォーズ」〜王女レイアのテーマ(John Williams)   
映画「スター・ウォーズ」〜帝国のマーチ(John Williams)
ワルツ「宵の明星」(Josef Lanner)
歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」〜月の出の合唱(Otto Nicolai)
組曲「惑星」〜戦争の神、火星(Gustav Holst)
「こどもの情景」〜トロイメライ(Robert Alexander Schumann/Johann Von Herbeck編)
ワルツ「ウィーン気質」(Johann Strauß II)
ポルカ“休暇旅行で”作品133」(Josef Strauß)


なんといっても注目はウィーンフィルによるスターウォーズの数々ではないでしょうか? これはこれで楽しみなのですが、私が最も注目するのは、このブログでも紹介しているヨハン・シュトラウス「天体の音楽」です。2011年のウィーン・フィルによるニューイヤーコンサートを振ることになっているフランツ・ウェルザー=メスト(久々にオーストリア人が立つ)が今回のプログラムを組んでいますが、ここでも「天体の音楽」が奏でられるかどうか? 今から楽しみです。