明けの明星

フィルターをかけているせいで金星が大きく写っていますが、
実際に肉眼で眺めても明けの明星は大きくて明るいです。


そのため燃やすと眩しく光り輝くリン(Phosphorus)の名前は、
明けの明星「ポスポロス」に由来します。
そして同じ宵の明星を「ヘスぺロス」と名付けていました。
これは古代人の宇宙観に由来するもので、
明けの明星と宵の明星は別々の星と思っていたからです。


これを同一の星であると見抜いたのはピタゴラスで、
以降、金星を愛と美と豊饒の女神「アフロディテ」と呼ぶようになりました。



朝の時間は一瞬一瞬が芸術です。