tupichancosmos2007-10-24


だいぶ前の話になってしまいますが、
「惑星を見ようよ!」キャンペーンで
まだ見ていなかった海王星をなんとか見ることができ、
めでたくゴールドマスターを頂きました。


遡ること10月7日のサザンクロス定期観察会の夜。
夕方の透明度を見てメインディッシュは(独断で)海王星としました。
家を出る前に、ちょっとおさらいです。
海王星の緯度経度を調べ、星図に大まかな位置を記入しておきました。


みんなに
「今日は海王星を見るよ〜」と告げます。
星図を便りにファインダーでそれらしい場所に向け、
それらしい星を導きますが、
いっこうにそれらしい(青っぽい)星は入ってきません。
アイピースを交換しても大きく(ディスク状)なってこず、輝星のままです。


中途半端な姿勢で格闘すること15分。首や腰が痛い。。。
いったん息抜きとして近くにいるM30、M2を見ました。
ともに球状星団で、それぞれの特徴の違いを楽しみました。
土星状星雲NGC7009はあきらめました)


気分転換をして、
今度は双眼鏡で海王星がいるらしき星空を導入します。


「ん? この星。さっきは見えなかったのに…」


ちょっとワクワクしながら、
参加者に星図と双眼鏡の視野の中の特徴的な星の並びを確かめてもらって、
時間稼ぎをしている間に再び望遠鏡でチャレンジしましょう。
さっきは見えなかったあたりにあわせてアイピースを覗くと
沈んだような青い星が視野の真ん中にいました。


さきほどは見かけなかった天体です。
倍率を上げていくにしたがって
だんだんディスク状になって行く青い星。
まさに太陽系最遠の惑星、海王星でした。


なんと神秘的な姿でしょうか?
天王星同様、独特の吸い込まれるような青い色をしています。


木星土星と違って、
表面の模様もなく、
ただ青緑がかった円盤状なだけの天体。
距離的には
もっともっと遠い天体の光をたくさん見て感動しているのに、
どういうわけか、
天王星海王星の輝く姿に、
それらの遠い天体とは違った別の思いがよぎります。
手のとごく所に存在する、
もっとも遠い惑星だからでしょうか?


というわけで、
念願の「惑星を見ようよ」キャンペーン、ゴールドの認定を頂きました!
(パチパチ)


ひとつ残念だったのは、
本日参加できなかった大樹に見せてやることができなかったこと。
5月2日の水星を皮切りに、
一緒に同じ体験をして来ただけあって、
その瞬間、私のそば居させることができなかったのは実に残念です。


しかし、
海王星にしろ、天王星にしろ、
見つけるにも体力がいりますね。