冬至


いつも使っている駅舎の中から、
この時期だけ狭い隙間から太陽が顔を覗かせてくれる窓があります。
一年のうちでも、ほんのわずかな期間だけ、
ここから太陽の光が差し込んでくるのです。
やっとその姿を見る事が出来たのに、
これからまた、どんどん北に向かって移動をはじめていくことでしょう。


朝の、ほんの一瞬の出来事ですが、
季節を、大自然の営みを感じる瞬間で、
2時間もかかる通勤の中でも、
もっとも好きな瞬間。
今朝は良く晴れてくれたので余計です。


古代人は、こうした情景を利用して、
毎年毎年この窓から引き返していくことを気づき、
そうした動きからカレンダーを考え始めたのかもしれません。
カール・セーガンの「コスモス」を思い浮かべる瞬間でもあります)